詩吟の歴史は古く、奈良・平安時代に、遣唐使などにより中国から持ち帰った中国詩を基本に「日本の漢詩」が多く作られるようになり、江戸時代には藩校や寺子屋などの勉強の場で、青少年の人間形成のために漢詩や論語を大きな声で朗読したものが、明治、大正、昭和と進み、日本人の心を詠う芸道として成長し今日まで継承されてきました。
詩吟の伝承過程は、「漢詩」を朗読することから、節(曲)をつけて詠うことに進歩した形と、伝統楽器の琵琶の曲の中の「漢詩」部分を詠うことから発展した形から工夫され、多くの流派が誕生し大衆に愛吟されるようになりました。
詩吟に取り上げられている題材は、漢詩・和歌・短歌・俳句、新体詩、今様等であり自然の摂理や人生の教訓など、作者の心情の発露が結集し作詩、作曲されました。
今後も、多くの人に詩吟に興味を持っていただき、後世につないでいくことを切に願っております。
詩吟には様々な効果があると言われています。ぜひ試してみませんか。
◆伝統文化にふれることで豊かな精神が育まれ、情操教育に役立ちます。
◆歴史や漢詩に興味がわいて学ぶ楽しみを感じ、知識も増えます!
◆日本文化をより深く知り、人生が豊かになります!
◆腹式呼吸で行うことで身体が丈夫になり、健康維持に役立ちます!
◆大きな声を出すことでストレス解消になり、心も身体もスッキリします!
◆日常的に発声をすることで、喉が鍛えられます!
◆年齢を問わない芸事のため幅広い年代の人と交流でき、視野が広がります!
◆趣味を持つことで暮らしに張り合いができ、活動的になります!